Bungieが220人の人員削減、財政難の中Sonyとの統合を深める

BigGo Editorial Team
Bungieが220人の人員削減、財政難の中Sonyとの統合を深める

Bungieが220人の人員削減、財政難の中Sonyとの統合を深める

Destinyの開発元Bungieは本日、大規模な人員削減と再編を発表しました。従業員の17%を削減し、親会社のSony Interactive Entertainment(SIE)との統合を深めることで、財政的課題に取り組んでいます。

強力なガーディアンの姿が、大規模な人員削減の中でBungieの財政難との戦いを体現しています
強力なガーディアンの姿が、大規模な人員削減の中でBungieの財政難との戦いを体現しています

主なポイント:

  • 220人(従業員の17%)が幹部を含むすべてのレベルで解雇
  • 155人(従業員の12%)が今後数四半期でSIEに統合される
  • Bungieは開発コストの上昇、業界の変化、経済状況を理由に挙げる
  • スタジオはDestinyと upcoming Marathonゲームに専念
  • 未発表のアクションゲームの開発を継続するため、新たなPlayStationスタジオが分離

BungieのCEO、Pete Parsonsは声明で、これらの変更を「スタジオとして今まで行った中で最も困難な変更の一つ」と表現しました。この人員削減は、Destiny 2の最新拡張版「The Final Shape」の成功にもかかわらず行われ、Bungieの財政状況の深刻さを浮き彫りにしています。

Parsonsによると、Bungieは以下の理由で財務的安全マージンを超えて赤字運営をしていたとのことです:

  1. The Final ShapeとMarathonの両方の遅延
  2. 急速な拡大によって人材が薄く広がりすぎた
  3. 広範な経済の減速
  4. ゲーム業界の急激な下降
  5. Destiny 2: Lightfallの品質問題

Sonyとの深い統合は、SIEのリソースを活用しつつ、一部のBungieの雇用を維持することを目的としているようです。しかし、Bungieの従業員への総合的な影響は大きく、解雇、SIEへの統合、新しいPlayStationスタジオへの移動を合わせると、人員削減前のBungieの従業員数の最大34%が影響を受ける可能性があります。

これはBungieにとって1年足らずで2回目の人員削減となり、2022年10月に約100人の従業員を削減したことに続きます。また、Electronic Arts、Take-Two、Microsoftなどの大手パブリッシャーが最近人員削減を発表するなど、ゲーム業界全体の混乱の中で起こっています。

Destinyファンにとっては、BungieがフランチャイズとMarathonに再び注力することで、いくらかの安心感が得られるかもしれません。しかし、Sonyの監督が強まる中で、スタジオの長期的な安定性と創造的方向性については疑問が残ります。今後数ヶ月は、これらの痛みを伴う削減がBungieを再び財政的に安定させることができるかどうかを判断する上で重要になるでしょう。

未来的なキャラクターが、BungieがSonyとより密接に統合されていくゲーム業界の変化を象徴しています
未来的なキャラクターが、BungieがSonyとより密接に統合されていくゲーム業界の変化を象徴しています