Google の Gemini が Forms に拡張され、AI搭載の「Gems」機能を導入

BigGo Editorial Team
Google の Gemini が Forms に拡張され、AI搭載の「Gems」機能を導入

Google は生産性ツールスイート全体に Gemini AI テクノロジーを統合し続けており、最近2つの注目すべき拡張が発表されました。

Gemini が Google Forms に登場

Google は Google Forms に新しい Gemini 搭載機能をテスト中です。この機能は、フォーム作成プロセスを効率化することを目的としています。現在、ウェブ上の Workspace Labs ユーザーが利用可能で、AIを活用して「フォームの作成を手伝う」フィールドを導入し、ユーザーのプロンプトに基づいて質問、オプション、さらにはフォームの説明を生成します。

この機能の主な特徴は以下の通りです:

  • シンプルな出欠確認から複雑なイベント計画のアンケートまで、様々なタイプのフォームを作成
  • 特定のトピックに関するクイズや調査を生成
  • 詳細なユーザー指示に基づいてフォームをカスタマイズ

有望ではありますが、現在の状態では以下のような制限があります:

  • 複数のセクションを持つフォームを作成できない
  • クイズ設定の更新や既存のフォームの編集ができない
  • Workspace Labs を通じたウェブベースのテストに限定

Gemini Gems の導入

Google の Gemini Advanced プラン(月額19.99ドルから)のユーザーには、新機能「Gems」が提供され、AIプロンプトエンジニアリングとタスク支援に独自のアプローチを提供します。

Gems の主な特徴は以下の通りです:

  • 将来の使用のために保存できる焦点を絞ったチャットセッション
  • ブレインストーミング、キャリアガイダンス、ライティング支援などのタスク用の事前構築されたテンプレート
  • 特定の指示と目的を持つカスタム Gems を作成する機能
  • ウェブと一部の Android デバイスで利用可能(iOS ではまだ利用不可)

Gems はプロンプトエンジニアリングへのアクセスしやすい導入を提供しますが、以下のような注目すべき制限があります:

  • セッション間のメモリ不足
  • 会話の異なる部分を接続する能力の制限
  • 特定の領域でより専門的な知識が必要となる可能性

Google が Gemini の機能を拡張し続ける中、これらの新機能は同社の生産性エコシステム全体にAIを統合する取り組みを示しています。両方の追加機能は有望ですが、ユーザーにとってさらに有用性を高めるために開発が必要な分野も浮き彫りになっています。

Gemini の「Gems」機能でAIの可能性を解き放つ
Gemini の「Gems」機能でAIの可能性を解き放つ