Zotac が AMOLED ディスプレイ搭載のゲーミングハンドヘルド「Gaming Zone」を発表、ROG Ally X に挑戦

BigGo Editorial Team
Zotac が AMOLED ディスプレイ搭載のゲーミングハンドヘルド「Gaming Zone」を発表、ROG Ally X に挑戦

ハンドヘルドゲーミング PC 市場が熱を帯びてきています。Zotac が新しい Gaming Zone デバイスで参入し、Asus ROG Ally X のような既存のプレイヤーに挑戦します。この最新参入機は、ユニークな特徴をもたらしています。

Zotac の Gaming Zone ハンドヘルドが AMOLED ディスプレイを搭載し ROG Ally X に挑戦
Zotac の Gaming Zone ハンドヘルドが AMOLED ディスプレイを搭載し ROG Ally X に挑戦

AMOLED ディスプレイ:ゲームチェンジャーとなるか?

Zotac の Gaming Zone は、7インチ1080p AMOLED ディスプレイを搭載し、120Hz のリフレッシュレートと800ニットのピーク輝度を誇ります。この画面技術は、競合デバイスで使用されている LCD パネルと比較して、大幅な視覚的アップグレードを提供する可能性があります。

Gaming Zone は、コントローラーの性能を向上させるために先進的な Hall 効果センサーを採用しています
Gaming Zone は、コントローラーの性能を向上させるために先進的な Hall 効果センサーを採用しています

内部構成

Gaming Zone の駆動には、AMD の Ryzen 7 8840U Hawk Point APU が採用され、RDNA 3 アーキテクチャに基づく Radeon 780M GPU とペアになっています。最新のチップではありませんが、ROG Ally X に匹敵するパフォーマンスを提供するはずです。デバイスには16GB の DDR5 RAM と512GB の NVMe SSD が搭載されています。

Gaming Zone のスリークなデザインは、人間工学に基づいたレイアウトと現代的なインターフェースを示しています
Gaming Zone のスリークなデザインは、人間工学に基づいたレイアウトと現代的なインターフェースを示しています

エルゴノミクスとコントロール

Zotac は Gaming Zone のエルゴノミクスに重点を置き、長時間のプレイセッションに適した形状設計を謳っています。コントロールには、トリガーとアナログスティックにホール効果センサーを採用し、時間の経過とともにコントローラーのドリフトが発生するリスクを軽減する可能性があります。追加の入力オプションとして、スティックのラジアルダイヤルと2つのトラックパッドが用意されています。

バッテリー寿命の懸念

潜在的な欠点の1つは、Gaming Zone の48Wh バッテリーで、ROG Ally X に搭載されている80Wh セルと比較して大幅に小さくなっています。ただし、AMOLED ディスプレイの省電力性がこの差を一部相殺する可能性があります。

価格と発売時期

Zotac Gaming Zone の価格は799ドルで、Asus ROG Ally X と直接競合します。一部の市場で予約注文が開始され、9月に正式発売される予定です。米国ではまだ発売されていませんが、マレーシアでの発売が確認されています。ただし、現地価格はまだ不明です。

結論

Zotac のハンドヘルドゲーミング PC 市場への参入は、特に AMOLED ディスプレイなど、興味深い特徴をもたらしています。しかし、既存の競合製品やバッテリー寿命の懸念がある中で、Gaming Zone が大きな市場シェアを獲得できるかどうかは不明です。ゲーマーは、レビューやベンチマークが公開され次第、Zotac の製品が競合他社よりも検討に値するかどうかを判断するために注目する必要があるでしょう。