Xbox Cloud Gaming が個人のゲームライブラリに対応、50タイトルが利用可能に

BigGo Editorial Team
Xbox Cloud Gaming が個人のゲームライブラリに対応、50タイトルが利用可能に

Microsoft のクラウドゲームサービスが大きな進展を遂げ、 Xbox Game Pass Ultimate の加入者が所有しているゲームをストリーミングできるようになり、クラウドゲームのアクセシビリティにおいて重要な進化を遂げました。この長年待ち望まれていた機能は、数度の遅延と技術的な課題を経て、ついに実現しました。

初期展開について

Microsoft は「自分のゲームをストリーミングする」機能を、 Baldur's Gate 3 、 Hogwarts Legacy 、そして様々な Final Fantasy シリーズを含む50タイトルで開始しました。このサービスは現在、 Samsung Smart TV 、 Amazon Fire TV デバイス、 Meta Quest ヘッドセット、そしてPC、スマートフォン、タブレットのウェブブラウザで利用可能です。コンソールと Xbox PCアプリへの対応は2025年に予定されています。

初期ゲームラインナップのハイライト:

  • Baldur's Gate 3
  • Cyberpunk 2077
  • Hogwarts Legacy
  • Final Fantasy シリーズ(I-VI)
  • Assassin's Creed Mirage
  • Mortal Kombat 1
  • The Witcher 3: Wild Hunt

技術的実装と背景

この拡張は Microsoft 社内の Project Lapland イニシアチブの一環であり、開発において多くの技術的課題に直面してきました。カスタム Xbox クラウドサーバー上で数千のゲームを管理し、セーブファイルやゲームアップデートをシームレスに処理する複雑な作業が含まれています。当初 Project xCloud として2020年の開始を予定していたこのプロジェクトは、現在の形に至るまで数回の改訂を重ねてきました。

プラットフォームの利用可能性と要件

このサービスは現在、北米、ヨーロッパ、アジア太平洋地域、南米にまたがる28カ国で利用可能です。この機能を利用するには有効な Xbox Game Pass Ultimate の契約が必要です。プラットフォームの互換性は複数のデバイスに及び、異なる画面で自分のライブラリにアクセスしたいゲーマーにとって柔軟な選択肢となっています。

地理的利用可能範囲:以下を含む28カ国:

  • 北米: USA 、 Canada 、 Mexico
  • 欧州: UK 、 France 、 Germany 、 Spain
  • アジア太平洋地域: Japan 、 South Korea 、 Australia
  • 南米: Brazil 、 Argentina

今後の拡張計画

Microsoft は、この初期リリースはあくまでも始まりに過ぎないと確認しており、クラウドでプレイ可能なライブラリを大幅に拡大する計画があります。ただし、ライセンス要件や既存の契約により、一部のパブリッシャーが特定のゲームを制限する可能性があります。同社は世界中のパートナーと協力して、デバイス全体でのゲーム選択肢の多様化と拡大に積極的に取り組んでいます。

対応プラットフォーム:

  • Samsung スマートテレビ
  • Amazon Fire TV デバイス
  • Meta Quest ヘッドセット
  • Webブラウザ(PC)
  • モバイルデバイス
  • タブレット端末

モバイル統合の課題

モバイル分野での興味深い展開として、 Microsoft の Android ユーザー向け Xbox モバイルアプリでのゲーム購入機能の米国での展開が、 Google の Play Store 課金要件に関する継続中の法的手続きにより一時的に停止されています。