Sonyの「Concord」、厳しい戦いに直面:無料プレイ市場での40ドルの価格設定

BigGo Editorial Team
Sonyの「Concord」、厳しい戦いに直面:無料プレイ市場での40ドルの価格設定

Sonyの新作ヒーローシューター「Concord」が8月23日の発売を控え、様々な反応を呼んでいます。ゲームプレイの初期印象は概ね好評ですが、40ドルという価格設定が、無料プレイが主流となっている市場で注目を集めています。

ゲームプレイとビジュアルが好評

2023年のPlayStation Showcaseで初公開された「Concord」は、そのゲームプレイと70年代SF風のユニークなキャラクターデザインで称賛を受けています。PCの必要スペックも公開され、比較的控えめな要件が示されました:

  • 最小構成(1080p/60FPS):Intel i7-8700KまたはAMD Ryzen 7 2700X、8GB RAM、NVIDIA GTX 1660またはAMD RX 5500 XT
  • 推奨構成(1080p/60FPS):CPUは同じ、16GB RAM、NVIDIA RTX 2070 SuperまたはAMD RX 5700 XT
  • ウルトラ設定(60FPS):Intel i7-10700KまたはAMD Ryzen 7 3700X、16GB RAM、NVIDIA RTX 4070TiまたはAMD RX 7900 XT

30GBというインストールサイズは、多くの現代のタイトルと比べて小さく、ストレージを気にするゲーマーにとって魅力的かもしれません。

価格設定への懸念

ゲームプレイへの好反応にもかかわらず、「Concord」の40ドルという価格設定が潜在的な障害として浮上しています。ヒーローシューターというジャンルは、Apex Legends、Valorant、最近無料化したOverwatch 2など、無料プレイのタイトルが支配しています。さらに、Marvel Rivalsなどの今後のリリースも無料プレイモデルを採用しています。

業界アナリストは、特に前払いを求める新規IPで、すでに確立された市場に参入することの難しさを指摘しています。Sonyの「Helldivers 2」が同様の価格帯で成功を収めたものの、ヒーローシューター市場はより厳しい環境かもしれません。

Sonyのマルチプレイヤー戦略への影響

「Concord」の成績は、Sonyのマルチプレイヤーへの野心に広範な影響を与える可能性があります。このタイトルの反応と売上は、Bungieが手がけるMarathonのリブートなど、他の今後のプロジェクトに関する決定に影響を与えるかもしれません。

8月23日の発売が近づく中、「Concord」がそのゲームプレイとビジュアルの魅力で、激しい競争市場での価格の壁を乗り越えられるかどうか、注目が集まっています。