Nothing は待望のフラッグシップ Phone 3 の発売日を正式に発表し、ロンドンを拠点とするスマートフォンメーカーにとって重要なマイルストーンとなった。同デバイスは2025年7月1日午後6時 BST (東部時間午後1時)に発表される予定で、同社史上最も野心的なスマートフォンプロジェクトとなる。
発売詳細
- 日付:2025年7月1日
- 時間:午後6時00分 BST / 午後1時00分 ET / 午前1時00分 MYT (7月2日)
- 予想価格:約 GBP 800
- キャッチフレーズ:「Come to Play」
革新的なディスプレイ技術がシグネチャーの Glyph インターフェースに取って代わる
Phone 3 は画期的なドットマトリックスディスプレイシステムを導入し、ブランド創設以来 Nothing を特徴づけてきた象徴的な Glyph ライトインターフェースを完全に置き換える。この劇的な変化は、同社が Glyph Interface を廃止したと宣言する印象的な動画を通じて予告され、Phone 1 のシグネチャーライトが劇的に黒く消えていく様子が映し出された。新しいドットマトリックス技術は、ユーザーがデバイスの背面パネルにパーソナライズされたパターンや情報を表示できる、強化されたカスタマイズオプションを約束している。
発売延期により高度な AI 統合が実現
当初2024年に予定されていたが、CEO の Carl Pei は洗練された AI 機能を組み込むため Phone 3 のリリースを戦略的に延期することを決定した。この追加の開発時間により、Nothing は Google の Gemini AI をユーザーエクスペリエンスにより深く統合することができた。AI 機能は Phone 3a と 3a Pro でエッセンシャルスペース機能を通じてプレビューされており、フラッグシップモデルではさらに包括的な AI 搭載機能が提供されることを示唆している。
フラッグシップ仕様とプレミアムポジショニング
Pei は Phone 3 を Nothing 初の真のフラッグシップスマートフォンとして位置づけ、同社がこのデバイスに Android の最高の機能を組み込んでいることを強調した。具体的なチップセットの詳細は未確認のままだが、業界の憶測では Qualcomm の Snapdragon 8 Gen 3 プロセッサーを搭載する可能性があるとされているが、これについてはリーカーの間でも議論が分かれている。予想価格は約800英ポンドで、プレミアムスマートフォンセグメントで競争力のある位置づけとなっている。
主要機能と変更点
- Glyph Interface をドットマトリックスディスプレイに置き換え
- Google Gemini との AI 統合を強化
- Nothing 初の「真のフラッグシップスマートフォン」として位置づけ
- Snapdragon 8 Gen 3 プロセッサーの可能性(未確認)
- "Headphones 1" の同時発売の可能性
Phone 3 と同時にヘッドフォンも発売の可能性
Nothing は7月のイベントで、暫定的に Headphones 1 と呼ばれる初のオーバーイヤーヘッドフォンを同時発売する可能性がある。同社はこのオーディオ製品をほのめかすデザイン解説動画をリリースしているが、具体的な発売時期は不明のままだ。一部の報告では、ヘッドフォンは Phone 3 と同時ではなく、9月以降に発売される可能性があるとされている。
グローバル展開と市場戦略
発売イベントは世界中でアクセス可能で、興味のある消費者は Nothing の公式ウェブサイトを通じて通知登録ができる。しかし、同社は過去のデバイスで一貫したグローバル発売スケジュールを確立していないため、地域別の展開パターンは不明のままだ。発表に付随する Come to Play のタグラインは、Nothing がこのデバイスを強力でカスタマイズ可能なものとして位置づけ、スマートフォン体験をパーソナライズしたいユーザーにアピールしていることを示唆している。