DJI が、最新のコンパクトジンバル「 RS 4 Mini 」を発表し、カメラスタビライザー市場での革新を続けています。この新製品は、コンテンツクリエイターや小規模制作チーム向けにプロ級機材をより手の届きやすいものにするという同社の戦略を維持しつつ、これまでハイエンドモデルに限定されていた機能を搭載しています。
改良されたデザインと構造
RS 4 Mini は、新しいシルバーフィニッシュを採用し、より高級感のある外観を実現。従来のブラックフィニッシュと比べて、傷や使用感が目立ちにくくなっています。前モデルの850gから890gと若干重量は増加したものの、最大2kgという印象的なペイロード容量を維持し、ほとんどのミラーレスカメラセットアップに対応可能です。
主な仕様:
- 重量:890g
- 最大積載重量:2kg
- バッテリー駆動時間:13時間
- 急速充電:30分の充電で5時間使用可能
- ほとんどのミラーレスカメラに対応( Sony ZV-E1 や A6000 シリーズなどで最適な性能を発揮)
プロフェッショナル機能
RS 4 Mini の目玉機能は、これまで DJI のフラッグシップモデルにのみ搭載されていた自動軸ロックシステムです。電源オフ時に自動的に軸をロックし、起動時にロックを解除するこのインテリジェントな機構により、ユーザー体験とワークフローの効率が大幅に向上しています。また、より正確なバランス調整のための微調整ノブや、手の動きにより素早く反応するレスポンシブモードも新たに搭載されています。
スマートトラッキング機能
オプションの RS インテリジェントトラッキングモジュールは、注目すべき機能強化の一つです。この磁気アタッチメントにより、ジンバルはスマートトラッキングシステムに変身し、人物被写体を驚くべき精度で追跡することが可能になります。このモジュールの使いやすさは、ソロクリエイターや小規模制作チームにとって特に魅力的です。
価格構成:
- 基本モデル:1,999人民元 / 1,449マレーシアリンギット
- トラッキングモジュールとブリーフケースハンドル付きバンドル:1,809マレーシアリンギット
多用途性と実用性
RS 4 Mini は、水平撮影と垂直撮影モードを素早く切り替える機能を備え、印象的な多用途性を実現しています。また、グリップの改善と特殊なアングル撮影のためのオプションのブリーフケースハンドルも用意されています。13時間の延長バッテリー寿命に加え、30分の充電で5時間の使用が可能な急速充電機能も搭載しています。
価格と販売時期
RS 4 Mini は、ベースモデルが1,999人民元という競争力のある価格設定で、トラッキングモジュールとブリーフケースハンドルを含むバンドルは、より高価格帯で提供されます。この価格戦略により、新進クリエイターや小規模スタジオにとって、プロ級の安定化技術がより身近なものとなっています。