Bungieが220人の人員削減を発表、Destiny 2とMarathonに注力

BigGo Editorial Team
Bungieが220人の人員削減を発表、Destiny 2とMarathonに注力

Bungieが大規模な人員削減と戦略的転換を発表

Destiny 2で知られる開発会社Bungieが、主要フランチャイズに注力するため、220人の従業員を解雇する大規模な組織再編を発表しました。

この画像は、Bungieとソニーの戦略的パートナーシップを表しており、同社が220人の従業員を解雇し、主要フランチャイズに注力するために大規模な再編を行っていることを示しています。
この画像は、Bungieとソニーの戦略的パートナーシップを表しており、同社が220人の従業員を解雇し、主要フランチャイズに注力するために大規模な再編を行っていることを示しています。

主なポイント:

  • 220のポジションが削減され、Bungieの従業員の約17%に影響
  • Destiny 2と upcoming FPS game Marathonに焦点を絞る
  • Sony Interactive Entertainmentとのより深い統合
  • 新しいアクションゲームプロジェクトをSonyに引き継ぐ

業務の効率化

「Bungieの新たな道」と題したブログ記事で、CEOのPete Parsonsは、開発コストの上昇、業界の変化、経済状況を人員削減の理由として挙げました。この削減は、経営陣を含む会社のあらゆるレベルの従業員に影響を与えます。

Parsonsは「コスト構造に大幅な変更を加え、開発努力をDestinyとMarathonに完全に集中させる必要がある」と述べました。

Sonyとの統合と新プロジェクト

組織再編の一環として、Bungieは2022年に37億ドルで同スタジオを買収したSony Interactive Entertainment(SIE)とのより深い統合を図ります。今後数ヶ月間で、約155のポジション(Bungieの従業員の12%)がSIEに統合されます。

さらに、Bungieは、サイエンスファンタジーの世界観を持つ新しいアクションゲームの開発でPlayStation Studiosと協力しています。このプロジェクトは、PlayStation Studiosの傘下に新たに設立されるスタジオに引き継がれます。

進行中のプロジェクトへの影響

人員削減は大規模ですが、BungieはDestiny 2とMarathonの開発は予定通り続行すると述べています。これらのプロジェクトには850人以上のチームメンバーが引き続き従事しています。

今後の展望

Bungieは、複数のインキュベーションプロジェクトにリソースを分散させすぎたことや、Destiny 2: Lightfallの拡張パックの評価が芳しくなかったことなど、過去の失敗を認めています。同社は、特にDestiny 2のThe Final Shape拡張パックや、待望のMarathonなど、今後のリリースの品質を確保するために努力を集中させることを目指しています。

ゲーム業界が経済的課題に直面し続ける中、Bungieの組織再編は、確立されたスタジオでさえも直面し続けるプレッシャーを浮き彫りにしています。Sonyとのより緊密な提携と主要フランチャイズへの注力は、競争が激化する市場で同社の将来を確保するのに役立つかもしれません。