GoogleのFind My Deviceネットワーク、AR方向案内とUWBサポートで拡張

BigGo Editorial Team
GoogleのFind My Deviceネットワーク、AR方向案内とUWBサポートで拡張

GoogleのFind My Deviceネットワーク、AR方向案内とUWBサポートで拡張

Googleは、Find My Deviceネットワークを大幅に強化し、新機能とサードパーティトラッカーのサポートを展開しています。Androidユーザーに向けた新機能と今後の展望をご紹介します:

サードパーティトラッカーの出荷開始

iOSとの互換性を確保するための遅延を経て、GoogleのFind My Deviceネットワークがサードパーティトラッカーのサポートを開始しました。2024年5月27日から、ChipoloとPebblebeeのトラッカーが顧客に出荷されます。これにより、Androidユーザーがより幅広いデバイスやアイテムを追跡できるようになり、ネットワークの機能が大幅に拡張されます。

主なポイント:

  • Pebblebee Clipsは一部の顧客にすでに出荷されています
  • Chipoloの予約注文は5月27日から出荷開始、大半の配達は6月の予定です
  • 高需要のため、展開には数週間かかる可能性があります

Androidユーザー向けの新機能

Find My Deviceネットワークに以下の新機能が追加されます:

  1. オフライン検索:Pixel 8および8 Proユーザーは、オフラインや電池切れの状態でもデバイスを探せるようになりました。
  2. Bluetoothタグサポート:Chipolo、Pebblebeeなどのサードパーティタグとの統合。
  3. 近くのアイテムを探す:新しい「近くを探す」ボタンで、紛失したデバイスの位置を特定しやすくなりました。
  4. Nest統合:Nestデバイスとの相対的な位置関係で、紛失したデバイスの近接性を判断できます。
  5. 簡単な共有:信頼できる連絡先とデジタルキーやリモコンを共有できます。
  6. ヘッドホンサポート:JBLやSonyなどのブランドのヘッドホンとの互換性が近日中に追加されます。

将来の機能強化:AR方向案内とUWBサポート

Android Authorityの最新の調査によると、Googleはさらに高度な機能の開発に取り組んでいます:

  1. AR方向案内:Google マップのLive Viewと同様に、この機能は拡張現実を使用して、画面上の矢印、テキスト、音声プロンプトで紛失したアイテムへのガイドを提供します。

  2. Ultra-Wideband(UWB)サポート:対応デバイスでは、UWB統合により精密な位置特定が可能になり、位置精度が大幅に向上します。

これらの機能はまだ開発中で、Find My Deviceアプリの最新アップデート(バージョン3.1.078-1)で参照が見つかっています。

セキュリティの強化

GoogleはFind My Deviceネットワークのセキュリティ向上にも注力しています:

  • ログイン時の生体認証が開発中です
  • 新しいリモートロック機能では、電話番号と簡単なセキュリティチャレンジのみが必要になる可能性があります

Googleが引き続きFind My Deviceネットワークを拡張・改良する中、Androidユーザーはより堅牢で使いやすい追跡体験を期待できます。サードパーティトラッカーの出荷開始と高度な機能の開発により、Googleはデバイス追跡市場での強力な競争相手としての地位を確立しつつあります。