Gboard ベータ版が待望のテキスト編集用「元に戻す」機能を導入

BigGo Editorial Team
Gboard ベータ版が待望のテキスト編集用「元に戻す」機能を導入

モバイル端末での入力操作には、デスクトップユーザーが当たり前のように使用している重要な機能が長らく欠けていました - 誤って削除したテキストを元に戻す機能です。 Google は、人気のキーボードアプリ Gboard にこの機能を追加することで、ついにこの課題に対応し、モバイルでのテキスト編集機能を大幅に改善しました。

新しい「元に戻す」機能

Google の Gboard は、最新のベータバージョン14.9.06.xで包括的な元に戻す/やり直しシステムを導入しています。この新機能は、デスクトップコンピューターでおなじみの Ctrl+Z(または Cmd+Z)ショートカットと同様の機能を提供し、誤って削除したテキストを簡単なタップで復元できます。この機能には「元に戻す」と「やり直し」の両方のボタンが含まれており、ユーザーはテキスト編集プロセスをより細かくコントロールできるようになりました。

ベータバージョン:14.9.06.x

実装とアクセシビリティ

元に戻すボタンは Gboard のクイックアクションメニューから簡単にアクセスでき、頻繁に使用するユーザーはキーボード上部のストリップにピン留めして、より素早くアクセスすることができます。このシステムは削除されたテキストを一時的にメモリに保存し、最大3段落分の削除されたテキストを復元したり、バックスペースで1文字ずつ削除されたテキストを復元したりすることができます。

機能の特徴:最大3つの削除された段落まで復元可能

機能の制限事項

元に戻す機能は、アプリ内で Gboard を閉じても記録を保持していますが、いくつかの制限があります。アプリケーションを完全に終了すると編集履歴がクリアされ、削除は永続的なものとなります。この設計選択は、モバイルデバイスのメモリ管理と機能性のバランスを考慮したものと考えられます。

提供状況とロールアウト

現在、この機能はベータユーザーによってテストされており、2023年7月の初期限定テストから大きく前進しています。すべてのベータユーザーがすぐにこの機能にアクセスできるわけではありませんが、最新のベータバージョンでの存在は、より広範なロールアウトが間近であることを示唆しています。この段階的な展開により、 Google はユーザーフィードバックを収集し、正式リリース前の安定性を確保することができます。

初期テスト日:2023年7月

今後の改善点

元に戻す機能は、 Google による Gboard の機能強化の取り組みの一環です。同社は、1回のタップで文全体を修正できる新しい自動修正機能も開発中であり、モバイル入力体験の向上に対する取り組みを示しています。