開発12年を経て、Star Citizen アルファ4.0が新星系と500人プレイヤーサーバーを実装してローンチ

BigGo Editorial Team
開発12年を経て、Star Citizen アルファ4.0が新星系と500人プレイヤーサーバーを実装してローンチ

10年以上の開発期間と7億6700万ドルのクラウドファンディングを経て、Cloud Imperium Games は物議を醸す宇宙シミュレーションゲームの開発開始以来、最も重要なマイルストーンとなる Star Citizen アルファ4.0をリリースしました。

  • クラウドファンディング総額:7億6,700万米ドル
  • サーバー容量:100人から500人のプレイヤーに増加
  • Alpha 4.0の新コンテンツ:
    • Pyro 星系(惑星6個、衛星6個)
    • 初のジャンプポイント実装
    • サーバーメッシング技術
    • 開始ボーナス:プレイヤー1人あたり20,000 aUEC

新星系の実装

アルファ4.0アップデートでは、Star Citizen ユニバースの2番目となる完全な星系、Pyro 星系が導入されました。この無法地帯には6つの惑星と6つの衛星、そして多数の前哨基地が存在します。プレイヤーは CitizenCon 2949 で約束されていた、最初のジャンプポイントを通じて、既存の Stanton 星系と Pyro 星系の間を移動できるようになりました。

サーバーメッシングによる技術革新

革新的な技術改善として、サーバーメッシングの実装により、サーバーあたりの最大プレイヤー数が100人から500人に大幅に増加しました。この強化により、Star Citizen は真のMMO規模の体験となり、よりダイナミックなプレイヤー間のインタラクションや大規模な宇宙戦が可能になります。

全プレイヤーの新規スタート

4.0アップデートでは完全なサーバーワイプが実施され、全プレイヤーが新たなスタートを切ることになります。この移行を円滑にするため、Cloud Imperium Games は各プレイヤーに初期資金として20,000 aUEC(アルファ統一地球クレジット)を提供し、購入した船やハンガーアイテムは保持できるようにしています。

開発タイムラインと今後の計画

プロジェクトのチーフ開発者である Chris Roberts は、予想以上に長期化した開発プロセスについて言及しています。バージョン4.0は大きな前進を示すものですが、商用リリースとされるバージョン1.0への道のりはまだ続きます。また、Gillian Anderson や Henry Cavill などの著名俳優が出演するシングルプレイヤーキャンペーン Squadron 42 は、2026年のリリースが予定されています。

タイムラインの主要マイルストーン:

  • 初期クラウドファンディング:2012年
  • バージョン3.0リリース:2017年
  • アルファ4.0リリース:2024年
  • Squadron 42 予定リリース:2026年

パフォーマンスと安定性

初期のプレイヤーレポートによると、以前のバージョンと比較して安定性が向上しているものの、一部の技術的な問題は依然として存在します。プレイヤーは、ステーション落下、ミッション失敗、インターフェースの不具合などを報告していますが、その多くは再起動で解決できるとのことです。これらの改善は注目に値しますが、プロジェクトが依然として開発段階にあることを示しています。