オーバーウォッチのクラシックモードが復活:2016年当時の体験が期間限定イベントとして登場

BigGo Editorial Team
オーバーウォッチのクラシックモードが復活:2016年当時の体験が期間限定イベントとして登場

Blizzard は、期間限定イベント「 Overwatch Classic 」を通じて、2016年当時のオリジナルの Overwatch 体験を復活させる懐かしのアプローチを取ることを発表しました。

オリジナルのゲームプレイ体験

Overwatch Classic は、 Overwatch 2 内で2016年のローンチ時の体験を完全に再現することを目指しています。プレイヤーは、当時の21人のヒーローによる6対6の対戦形式を、オリジナルのアビリティとともに楽しむことができます。特筆すべき要素として、自爆時に D.Va 自身も倒れてしまうメックの自爆、 Torbjorn のアーマーパック配布、 Mercy のチーム全体を復活させるアルティメットアビリティなどが含まれます。このモードは2024年11月12日から12月2日まで、イベントハブから利用可能となります。

クラシック機能と変更点

このモードは、オリジナルの Overwatch の本質を再現することを目指していますが、一部の要素は現代版のままとなります。マップ、UI、サウンドエフェクトは Overwatch 2 のバージョンを維持します。ただし、ゲームは元の4クラスシステム(攻撃、防衛、タンク、サポート)に戻り、ヒーローの役割制限も撤廃されます。また、初期の Overwatch を象徴する混沌としたチーム構成を可能にするため、ヒーロー選択に制限は設けられません。

今後の展開

Blizzard は、 Overwatch Classic が一回限りのイベントではないことを確認しています。開発チームは、今後のイテレーションでゲームの歴史における異なる時代を取り上げる計画です。リードゲームプレイデザイナーの Alec Dawson は、ローンチから1年後の Mercy が支配的だった時代など、人気のあったメタの再現も検討していることを示唆しています。これらの将来のバージョンは、段階的なパッチ適用ではなく、 Overwatch の進化における特定の時期を紹介する大きな時間の飛躍を伴うものとなります。

プレイヤーの反応とテスト

Overwatch Classic の導入は、6対6のゲームプレイに関するデータ収集やエンジンのストレステストなど、複数の目的を持っています。これは、初日のプレイ時間の35%を占めた Junkenstein's Laboratory の成功に見られるように、プレイヤーがよりカジュアルなゲームモードに興味を持っているという Blizzard の観察と一致しています。このモードは、現在の Overwatch 2 の競争重視の方向性に対する、よりリラックスした選択肢を提供する Blizzard の取り組みを表しています。