TCL、Bang & Olufsenオーディオ搭載のNxtframe TVを発表、SamsungのThe Frameに対抗
TCLは、アート志向のTV市場に新風を吹き込むべく、新しいNxtframe(A300)テレビを発表しました。この製品は、人気のSamsung The Frameシリーズと直接競合することを目指しています。中国の電機大手は、デンマークの有名オーディオ企業Bang & Olufsenとパートナーシップを組み、最新製品に音響面での優位性を持たせています。
スタイリッシュなリビングルームで際立つTCL Nxtframe TV、その芸術作品表示機能を示しています |
TCL Nxtframeの主な特徴:
- SamsungのThe Frameに似たアート表示機能
- Bang & Olufsenと共同設計したサウンドバーとサブウーファー
- オーディオカスタマイズ用のBeoSonicソフトウェア
- 2024年9月のIFA Berlinでのデビューを予定
- 当初はヨーロッパ市場をターゲットに
Bang & Olufsenとのパートナーシップ
TCLは、以前のオーディオパートナーであるOnkyoに代わり、Bang & Olufsenと6年間の契約を締結しました。2024年7月に正式に開始したこのコラボレーションは、TCLのハイエンドTV製品ラインナップ全体でオーディオ機能を強化することを目的としています。
Bang & OlufsenのCEO、Kristian Teär氏は次のように述べています。「TCLの顧客にプレミアムなサウンド体験を提供し、製品全体の体験を向上させるために協力していきます。」
市場の状況
Nxtframeは、以下のようなアート志向のTVの仲間入りをします:
- Samsung The Frame(市場リーダー)
- HisenseのCanvasTV
- Rokuの近日発表予定のPro Series QLED TV向けBackdropsモード
Samsungは独自のArt Storeで優位性を保っていますが、TCLのBang & Olufsenとのパートナーシップは、音質の面でユニークなセールスポイントとなる可能性があります。
現時点で不明な点
- 詳細な仕様
- 価格情報
- アート表示モードのコンテンツ提供
- 正確な発売日
今後の展望
TCL Nxtframeは、TV市場において興味深い発展を示しており、消費者にSamsung The Frameの高品質な代替品として、優れた音響機能を提供する可能性があります。しかし、その成功は価格、画質、利用可能なアートコンテンツの範囲などの要因に左右されるでしょう。
詳細が明らかになるにつれ、テクノロジー愛好家や潜在的な購入者は、Nxtframeが機能、性能、価値の面で競合製品とどのように比較されるかに注目すべきでしょう。