HMD Tab Lite:情報流出で明らかになった予算重視のタブレット
Nokiaブランドのデバイスを手がけるHMD Globalが、新しい予算重視のタブレットでラインナップを拡大する模様です。最近の情報流出により、競争が激化するタブレット市場で手頃な選択肢として位置付けられる、近日発売予定のHMD Tab Liteの詳細が明らかになりました。
主な仕様
- ディスプレイ:8.7インチIPS LCD、HD+解像度(1340 x 800ピクセル)、輝度560ニト
- プロセッサ:Unisoc T610(1.8GHz)
- メモリ:RAM 4GB、ストレージ64GB(拡張可能と思われる)
- カメラ:リアカメラ5MP、フロントカメラ8MP(f/2.0絞り値、オートフォーカス)
- バッテリー:5,500mAh、18W急速充電対応
- 接続:4G LTEオプション有り
デザインと色
流出したレンダリング画像では、比較的大きなベゼルを持つクラシックなタブレットデザインが示されています。HMD Tab Liteは以下の3色で展開される見込みです:
- ブラック
- ピンク
- ブルー
価格と発売時期
情報流出によると、HMD Tab Liteの4G LTEモデルの小売価格は約149ユーロ(約160ドル)になる見込みです。Wi-Fiのみのモデルがより低価格で提供されるかどうかは、まだ確認されていません。
分析
HMD Tab Liteは、同社が最近発表したT21タブレットよりもさらに手頃な価格の選択肢として位置付けられているようです。8.7インチの小型ディスプレイは携帯性を重視するユーザーに魅力的かもしれませんが、HD+解像度はメディア視聴には物足りない可能性があります。
この価格帯では18W急速充電の搭載は歓迎すべき機能で、比較的控えめな5,500mAhのバッテリー容量に関する懸念を相殺する可能性があります。リアカメラ(5MP)よりも高品質なフロントカメラ(8MP)を採用しているのは興味深い選択で、ビデオ通話や自撮りなど、タブレットの想定される使用用途に合わせたものと思われます。
展望
競争力のある価格設定と適度な仕様により、HMD Tab Liteは予算重視のタブレット市場でニッチを見出す可能性があります。しかし、その成功は主にUnisoc T610プロセッサの実際のパフォーマンスとHMDのソフトウェア実装による全体的なユーザーエクスペリエンスに左右されるでしょう。
現時点でHMD GlobalはTab Liteを正式に発表していませんが、この包括的な情報流出を考えると、正式な発表が間近に迫っている可能性があります。